2025年3月26日水曜日

『アートリップ入門』1

 


林容子『アートリップ入門』(誠文堂新光社 2020年)

 副題には「認知症のうつ・イライラを改善する」「対話型アート鑑賞プログラム」とあります。裏表紙には「認知症には医者よりアートが必要! 認知症の周辺症状の改善、予防効果を科学的に実証」と書かれています。表紙見返しのリードも紹介しておきましょう。

昔の、お母さんの顔になった

アートリップ(ARTRIP)の後にご家族が語った言葉です。

アートリップは認知症の方とそのご家族、介護士が一緒にアートを見つめて、気付いたこと、感じたことを自由に話し合うプログラムです。

一つの質問が発見を生み、認知症の方が自ら話し始める。そして、本人もご家族も想像しなかった時間が広がります。

それは、まさにアートを通した時空の旅となるでしょう。

さあ、一緒にアートの旅に出かけましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

東京美術『日本視覚文化用語辞典』2

 本邦初の辞典がここに誕生したんです。しかも日本語のあとに、すぐれた英訳がついているから便利です。便利なだけじゃ~ありません。日本語と英語における視覚文化へのアプローチが意外に異なっていることが浮彫りになり、おのずとわが国視覚文化の特質といった問題へ導かれることになります。この質...