10月8日、鹿島美術財団主催の東京美術講演会が赤坂の鹿島建設KIビル講堂で開かれました。すでに何度もアップしたことがあると思いますが、テーマを決め毎年秋に開催される美術講演会で、好評理に回を重ねてきました。これをずっとプロデュースされてきたのが高階秀爾先生でした。テーマを決め、講演者を選び、みずからキーノートスピーチをされ、合同討議を含めた総合司会をされてこられました。
もちろん僕たち選考委員も加わって会議を開き、話し合って決めましたが、高階先生がいらっしゃらなかったら、何も決まらなかったことでしょう。とても長い時間がかかったことでしょう。あるいは内容の薄い講演会になっていたことでしょう。高階先生亡きあと、来年からどういうことになるのでしょう。こんなことを言ったら、天上の高階に「しっかりしろ」と怒られてしまうかもしれませんが、心細くって仕方ありません。
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