『山歌』巻6の「詠物」に収められた山歌の大部分は、宴席における文人の遊びではなかったかと考えられるそうです。巻6の最初は「風」――3首のうちの一首を……。4句目は「知らぬ間に来て知らぬ間に 去っていくけど――でも好きよ」というのも悪くないかな。
愛しい恋人できたけど ソイツはまるで風のよう
東西南北 飛び回り 来たっていつも実じつがない
春 三ヶ月 一回も 触れてはくれぬ柔肌に
知らぬ間に来て知らぬ間に 去っていくのがいとおしい
前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...
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