2024年8月1日木曜日

出光美術館「日本・東洋陶磁の精華」5

 

線刻+緑釉というのが黄瀬戸と基本的に同じだ――そう直感されたのです。影響関係があったかどうかは分かりませんでしたが、よく似ていることは疑いありません。その図版解説をお書きになったのは、編集担当の三上次男先生です。東部内モンゴルでの体験を〆にされた解説も実にすばらしく、感動的美しさに2度も訪ねた内モンゴル希拉穆仁シラムレンの風景を思い出しながら、早速使わせてもらうことにしたんです。

しかし『世界陶磁全集』13には、所蔵者が書いてありませんでした。実際に見てみたいなぁと憧れ続けて23年――ついに邂逅のチャンスに恵まれたんです。しかもお手伝いしている出光美術館で開かれた「出光美術館の軌跡 ここから、さきへⅢ 日本・東洋陶磁の精華――コレクションの深まり」の内覧会においてですよ!! その瞬間残りの陳列を見ることなく、「僕の一点」はこれだ!!と決めたのでした。


0 件のコメント:

コメントを投稿

今や北斎・広重とともに「風景版画の3H」とたたえられる川瀬巴水を中心とする新版画展が三菱一号館美術館で開催中です!! 13

    新田次郎の 「孤愁 <サウダーデ> 」は未完に終わ りましたが 、 もちろん ポルトガル取材日記は残っていました 。これにしたがって 子息の 藤原 正彦 さんが、お父さんと同じコー スをたどり、同じホテルに宿泊し、同じメニューで食事 とワイン を 賞味した センチ メンタ...