名古屋大学につとめていたころ、名古屋シネマテークで勅使河原宏の「アントニオ・ガウディ」がかかり、見に行こうと思っているうちに終っちゃったことがありました。そのころ映画への関心が薄れ、チョット忙しかったこともあるのかな?
そんな思い出はともかく、名古屋シネマテークが閉館に追い込まれていく現状を嘆き悲しむ小原さんや、ケン・ローチ監督と僕も同じような気持ちになりました。
ヤジ「美術館は質量主義でいくべきだ――入館者数も重要だなんて言っているヤツが、笑わせるんじゃない!!」
一緒に「築地明石町」をながめていると、 井手 さんは ご自身の感じている疑問――定説では解きがたい疑問を話して くれました。 このモデルは泉鏡花の紹介で 清方に 弟子入りした、江木ませ子という上流婦人 で す 。 ところが、幸田露伴の未完小説『天うつ浪』に登場する「お彤 と...
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