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2024年2月21日水曜日

出光美術館「池大雅展」3

 


「僕の一点」は、ほぼ1世紀ぶりに展示されることになった「余杭幽勝図屏風」(個人蔵)ですね。これまた真にすぐれた美術の素晴らしさを、言葉で表現することは不可能であるというブールクハルトの名言を思い出させてくれる傑作です。

この屏風の左隻には、漢詩が三首、大雅の筆によって書かれています。しかし大雅自詠の詩ではありません。薩都刺さつとら(薩天錫)の七言絶句「西湖に遊ぶ六首」から、大雅が選んで書いたんです。

薩都刺は元代の有名な文人にして詩人ですが、僕は吉川幸次郎先生の『元明詩概説』<中国詩人選集第2集>によって5首に親しむだけでした。そのなかの一首は、薩都刺も酒仙詩人だったことを教えてくれます。いや、単に祝いの菊酒が買えないという意味なのかな()

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荻生徂徠の賛酒詩がスゴクいい❣❣❣ 『荻生徂徠全詩』3<東洋文庫>饒舌館長ベストテン 13

  荻生徂徠「稲子善の作に次韻す 五首」(5)  江戸城 紫煙に囲まれて 東海 潮 うしお が 流れてる はるかに夕日を眺めつつ 杯 さかずき 挙げて酒を酌む 富士の雄姿を見たいという 気持ちが君にあるならば  我が家の白雪楼からの 眺望 惜しまず差し上げよう