100万アクセスを突破しました❣❣❣皆さんありがとうございました❣❣❣

2024年1月15日月曜日

日比野秀男『渡辺崋山』13

 

鵜がようやく水中で鮎を一匹捕まえて、水面に浮かび上がった瞬間で、柳の枝には翡翠が止まっています。ただ止まっているのではありません。鵜がくわえた魚を狙っているのです。翡翠という外国が、日本という鵜の持ち物を狙っているのです。

 僕が鵜を日本の象徴と見なすのは、『古事記』に伝えられる鵜草葺不合命うがやふきあえずのみことのことを思い出すからです。鵜草葺不合命は鵜の羽で葺く産屋でお生まれになりましたが、この神様と玉依比売たまよりひめの間に生まれたのが、初代天皇とされる神武なのです。狩野探幽の筆になる有名な掛幅があり、東京国立博物館に所蔵されています。


0 件のコメント:

コメントを投稿

饒舌館長の光琳論をヨイショしてくれた「光琳派」展が根津美術館で開催中です!! 12

   その棕櫚が「花木眞寫」に見出されることは、何と興味深いことだろうか。言うまでもなく「花木眞寫」は、豫樂院近衛家熙 (一六六七 ~ 一七三六)の筆になる植物寫生圖巻である。すでに源豊宗・北村四郎編『近衞豫樂院御畫 花木眞寫』(淡交社 一九七三年)が あつて 、私たちは大きな恩...