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2023年11月9日木曜日

サンリツ服部美術館「琳派」2

 

とくに1994年、「光琳と能」なる拙文を書いたとき、もっとも重要な光琳作品として「夢中富士図」を取り上げました。もちろん実見はしていませんでしたが、小さな図版だけは知られていたんです。

田中一松編『光琳』(日本経済新聞社 1959年)に挿図として載り、山根有三先生が「光琳年譜について 余禄そのⅠ」のなかで考察されていたからです。その後、小林太市郎先生がかの有名な評伝「光琳と乾山」(『世界の人間像』7 1962年)において、挿図とともに小林流解釈を発表されました。

 両先生とも、光琳の自賛を抜かりなく翻刻されていましたから、僕はそれに乗っかり、ミズテンで「光琳と能」を書いちゃったんです。上にアップした写真は、小林先生が「夢中富士図」について論じた『世界の人間像』の記念碑的(!?)ページです。

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