2023年9月18日月曜日

サントリー美術館「虫めづる日本の人々」5

 

 「虫めづる日本の人々」の胸底にこのような思想哲学、それが言いすぎであるならば、このような心情が宿っていたことは疑いないところでしょう。清少納言がたたえた「何もなにも小さきものはみなうつくし」といった美意識が、動物のなかでもとくに小さい虫に対する共感を強めた可能性もあるのではないでしょうか。

 『逝きし世の面影』といえば、この間の『朝日新聞』に山田洋次監督の「夢をつくる」というというインタビュー記事が載っていました。僕も尊敬してやまない女優の吉永小百合さんを主人公にして、監督は「こんにちは、母さん」という映画を最近完成させたそうです。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

今や北斎・広重とともに「風景版画の3H」とたたえられる川瀬巴水を中心とする新版画展が三菱一号館美術館で開催中です!! 3

    新版画は 明治42年 1909 京橋に渡邊版画店を開業した渡邊庄三郎による、文字どおり新しい時代の新しい版画です。 新版画の第1号ともいうべき、オーストリア人画家フィリッツ・カペラリの「鏡の前の女」が世に送り出されたのは 、 大正4年 1915 のことでした。ところで 6...