「虫めづる日本の人々」の胸底にこのような思想哲学、それが言いすぎであるならば、このような心情が宿っていたことは疑いないところでしょう。清少納言がたたえた「何もなにも小さきものはみなうつくし」といった美意識が、動物のなかでもとくに小さい虫に対する共感を強めた可能性もあるのではないでしょうか。
『逝きし世の面影』といえば、この間の『朝日新聞』に山田洋次監督の「夢をつくる」というというインタビュー記事が載っていました。僕も尊敬してやまない女優の吉永小百合さんを主人公にして、監督は「こんにちは、母さん」という映画を最近完成させたそうです。
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