2023年1月2日月曜日

和漢朗詠集・酒2

 

これらの事実を考えると、静嘉堂の『倭漢朗詠抄』というのも『倭漢朗詠集』の意味だということになるでしょう。和漢詩歌のなかからすぐれた佳句を抄録したものというような意味なのでしょうか。そうだとすれば、いよいよもって詞華集アンソロジーと呼ぶにふさわしいということになります。『諸橋大漢和辞典』を引くと、「抄」には「うつし」の意味がありますから、あるいはこれかもしれません。

先日、静嘉堂@丸の内オープン記念展「響きあう名宝――曜変・琳派のかがやき――」が終りましたが、この記念展にこれが出陳されないはずはありません。そのカタログ解説を引用しておきましょう。


0 件のコメント:

コメントを投稿

追悼シンポジウム「高階秀爾館長と大原美術館」3

   すでに2回予告を行なった 大原芸術財団主催 「追悼シンポジウム『高階先生と大原美術館』」が、先生の祥月命日である10月17日、 夕方5:30から倉敷公民館大ホールで開催されました。キーノートスピーチと司会は、高階先生の跡を継いで大原美術館館長をつとめている三浦篤さん、パネリ...