唐三彩――饒舌館長がもっとも好きな陶器の一つです。好きといっても専門じゃ~ないので、若いころチョット編集をお手伝いし、今も愛用している『新潮世界美術辞典』(1985年)から、「唐三彩」の項を引用しておきましょう。『新潮世界美術辞典』は無署名なので、どなたの執筆か分からないのですが……。
中国、唐代の三彩。主として長安・洛陽の貴族たちの葬礼のために作られ、墓陵に副葬された。陶質の素地に化粧掛けした上に、緑・褐・黄・白の鉛釉えんゆうで鮮やかに彩り、またコバルトの藍釉らんゆうを加えたものもある。
前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...
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