2022年10月17日月曜日

出光美術館「仙厓のすべて」6

 



稲垣真美さんは、「全国に手造りを謳う酒蔵は少なくないが、『白糸』の田中家は、酒を搾るのも銀杏の木槽ふねに跳木はねぎという石の重しをつけたものを使う」と書いています。『日本の銘酒』の出版から40年経ちますが、今も続けられているのでしょうか?

グーグルマップで調べると、白糸酒造は糸島市でも芥屋ではないことが分かって、チョット残念でした。しかし「芥屋杜氏」とたたえられる杜氏がいるんです!! 芥屋杜氏――じつに響きの美しい名前じゃ~ありませんか!! きっと長い伝統を誇る杜氏なのでしょう。「田中六五」も銘酒にちがいありません。そのうちこの芥屋杜氏が醸した銘酒を試飲しようと思っていたら、仙厓の「芥屋大門画賛」がいよいよ素晴らしく見えてきたことでした()

0 件のコメント:

コメントを投稿

出光美術館「復刻 開館記念展」4

  「斗酒なお辞さぬ益荒男のような力強さ」もそのはず、もともと酒器であったらしく、かの酒仙詩人・李白の字 あざな ・太白を借りて「太白尊」とも呼ばれました。「尊」とは「樽」と同じ意味で、お酒を入れる容器のことです。李白尊者という意味じゃ~ありません。 このような器形を吐魯瓶 ...