100万アクセスを突破しました❣❣❣皆さんありがとうございました❣❣❣

2022年4月24日日曜日

下川裕治『「おくのほそ道」をたどる旅』4

 

  「おくのほそ道」を読み進めていくと、ふと思うことがある。芭蕉はそれほど旅が好きではなかったのではないか……と。

  当時の湯本。芭蕉はそこに泊まっているのだが、「おくのほそ道」では、温泉に触れていない。「おくのほそ道」という本は本当に俳句ひと筋。温泉や料理といったいま風の旅の楽しみはほとんど登場しない。ストイックな内容なのだ。芭蕉も湯に浸かっているはずなのだが……。

  (金沢で)弟子に囲まれて目の輝きを変える芭蕉に比べ、曾良は精彩を欠いていく。曾良の病は腹痛といわれているが、そんな無気力感が遠因になっていた気がする。……曾良というひとりの男がいとおしく思えてくる。

0 件のコメント:

コメントを投稿

荻生徂徠の賛酒詩がスゴクいい❣❣❣ 『荻生徂徠全詩』3<東洋文庫>饒舌館長ベストテン 8

  荻生徂徠「春日、君瑞・叔潭・潮師・子和集う。韻を青の字に分かたる」  江戸城南の草の色 色づき始める青々と……  二月の春風 芳しく 我が楊雄 ようゆう の 庵 いお に 吹く  侯芭 こうは の ごとき弟子が酒 一本 下げて来ないなら  『玄経』著者が住む辺も もの寂 しか...