2022年3月16日水曜日

菅原真弓『月岡芳年伝』3

 

ころが腰巻には「『血』と『狂気』から解き放つ。」と大書されています。最後は「。」じゃ~なく、「!!」の方がよかったかな?

それはともかく、その脇に「報道、伝記、回顧録などの資料を博捜し、作品主題と構図に緻密な分析を加えることで、血肉を備えた一人の浮世絵師の人物像を浮かび上がらせる」と書き加えられています。

確かに通読してみると、著者の菅原真弓さんは、1970年のころ沸き起こった芳年血みどろ絵ブームに批判的で、芳年の全画業を美術史的観点から考察し、幕末明治の社会現象とすり合わせながら、あくまで客観的に美術史の流れのなかに位置づけようとしています。

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