チョット中断していまいましたが、東京黎明アートルームで開催された特別展「浦上玉堂 画法は知らずただ天地あめつちの声を聴き筆を揮う」に出品された作品から、玉堂の詩を書き写してきたので、それもマイ戯訳で……。
「秋山晩晴図」の賛
雨が上がれば峰々が 緑を増して輝けり
荻・蘆[おぎ・あし]茂る入り江には 釣り舟一艘もやってる
たくさんいた鳥 飛び去って さざなみ立つ面[おも]静かなり
上の方だけ落日に 照らされる山 眺めてた
ところがそれまでは、 この作品 の真価があまり認められていなかったようです。この点についても、米澤先生が興味深い事実を指摘されていますので、引用させていただくことにしましょう。 こんなことがある ん ですね!! わが国に伝存する宋代の仏画は、だいたい南宋の作であるが、仁...
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