武田さんは東京藝術大学で日本美術史を講じた吉澤忠先生の直弟子です。以前アップしたように、僕は吉澤先生の講義をモグリで拝聴しましたから、武田さんとは兄弟弟子ということになります。
武田さんは恩師の日本南画説を発展させましたが、日本文人画説の僕も、武田さんの研究から多くを学び、しばしば拙論に引用させてもらってきました。とくに『國華』1059号に発表された「池大雅筆『富士十二景図』について」は、大雅山水画の研究に新しい地平を拓く、すごい論文でした。
一方、出光美術館も中国・明時代を中心に、皇帝・宮廷用に焼かれた官窯作品や江戸時代に海外へ輸出された陶磁器を有しており、中にはトプカプ宮殿博物館の作品の類品も知られています。 日本とトルコ共和国が外交関係を樹立して 100 周年を迎えた本年、両国の友好を記念し、トプカプ宮...
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