A 近衛家煕『槐記』(享保14年<1729>4月13日条)
宗達ガ画ハ影坊子ヲウツシ得タルモノナリト云、尤モノコトナリト仰セラル
B 菊岡沾涼『近世世事談』(享保18年<1733>)
光琳絵 此流はしやうじにうつるかげを見て、書いだせしものなり
C 富田景周『燕台風雅』(寛政3年<1791>)
田原屋宗達、字伊年、金沢に匏系すること四、五年なるべし。其の子宗説<説一に雪に作る>亦来寓す。公、宗説に命じて金城竹殿に画かしむ。相伝う、此の時生竹を伐り取り、之れを燭前に立て、夜、其の竹影に倣い、之れを写すと云う。
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