かつて尚美学園大学で中国美術史を担当していたとき、僕は教科書としてジュディ・オング著『ジュディの中国絵画って面白い』(二玄社)を使っていました。大学で教える機会が再びあったら――絶対ないと思いますが、同じ「面白」でも今度は『近藤先生の面白授業』を教科書として指定することにしましょう。そのときは『ジュディの中国絵画って面白い』と同じように、近藤さんの顔写真を表紙に刷り込んだバージョンを作ってくださいーーウケるか、はたまたブーイングか( ´艸`)
ところが近藤さんは、面白授業をやっているだけではありません。いま僕は、近藤さんと南京大学の何慶先さんが共同で執筆し、献辞を添えて贈ってくれた『図絵宝鑑校勘與研究』(江蘇古籍出版社 1997年)という労作を書庫から引っ張り出して来て、改めてながめているところです。
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