2021年8月4日水曜日

徐寅・夏の詩12

ところで、酒のことを「竹葉」ともいうようですね。『日本国語大辞典』に「竹葉」を求めると、「酒の異称。宜城より竹酒を出すと云々。竹の葉の露たまり、酒と成る故に竹葉と云うと」と出てきます。しかも「甕の頭の竹葉は春を経て熟す」という白楽天の詩が出典としてあげられています。

 我が国の女房言葉に、酒を意味する「ささ」があります。これは中国で酒を竹葉と呼んだところから、竹葉→笹[ささ]となったものですから、中国で酒のことを竹葉といったことは間違いありません。ところが不思議なことに、『諸橋大漢和辞典』の「竹」の項に「竹葉」がないんです(!?) こんな重要な言葉をスルーするなんて、諸橋博士は下戸だったのかな?――いや、学問研究のため我慢して「竹葉」を飲まなかったのかな?() 

0 件のコメント:

コメントを投稿

北斎をネタにした斬新な見方の浮世絵版画展が今すみだ北斎美術館で開催中❣❣❣8

   前野直彬先生注解の『唐詩選』<岩波文庫>によると、「長楽少年行」の解釈は3つ も あるそうです。 しかし僕はいずれの解釈も腑に落ちず、先にアップしたような戯訳を作った 次第です 。   イナセな唐の若者が、日本でいえば吉原にあたる章台で馴染みの遊女と戯れましたが、乗ってきた...