2021年7月27日火曜日

徐寅・夏の詩4

 

徐寅「初夏に戯れに題す」

 万物はぐくむ夏の風 夜[]が明けるころ吹き初めて

 次第に開くハスの花 散ってゆくのはバラの花

 荘子の蝶になった夢 知っているのか青虫も

 さなぎ→蝶へとメタモルし 華麗に舞う庭 南方[みなみかた]

0 件のコメント:

コメントを投稿

根津美術館「唐絵」5

とくに応永年間、熱狂的 に愛好されたので、応永詩画軸 などと呼ばれることもあります。 詩画軸のことを勉強するときには、必ず『禅林画賛   中世水墨画を読む』 ( 毎日新聞社 ) という本を手元に置かなければなりません。そして監修者である島田修二郎先生の論文「室町時代の詩画軸につい...