杜甫「七月一日 終明府の水楼に題す二首 其の一」
重なる軒と高い棟 登れば涼しそれだけで
しかもこの日は秋風が…… なびき揺れてる我がころも
陰山の雪 風に乗り 飛んでくるかもしれないぞ
この絶景ゆえこの土地を 去れず!! 就活ゆえじゃない
過ぎ行く雲に絶壁の 美は錦繍をしのぐほど
まばらな松が笛の音を 奏でているよ川向こう
仙人県令・王喬の 履[くつ]をはくべし!! 貴兄こそ
仙界からは仙人の はく履すぐに届くだろう
「少年行」は 伝統的な歌謡の題名を継承する 擬古楽府 ぎこがふ 、王維や李白の詩がよく知られていますが、この「詩哥写真鏡」のもとになったのは、同じく唐の詩人・崔国輔 さいこくほ の「 長楽少年行」です。『唐詩選』に選ばれていますから、当時の知識人はみな馴染んでいた 唐詩でした...
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