大堤数株柳 だいてい すうしゅのやなぎ
不繋歓舟帰 かんがふねの かえるをつながず
空余悩人色 むなしくひとを なやますいろをあまして
不似儂依依 どうがいいたるににず
数株の柳 堤防に…… 繋がず君が帰る舟
風になびく葉 艶[なま]めくも もっと燃えてる恋心
一般的なくくりでは比較思想史ということになるのかもしれませんが、渡辺さんの思考方法は、もっと能動的です。所与のものを単純に比較するのではありません。例えば纏足を論じながら、話はコルセットへ向うのですが、そこにはある必然がチャンと用意されているんです。起承転結というか、展開のさ...
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