輪読を続けながら、近代京都における日本画の歴史を紹介したいと思っても、綺羅星のごとく登場する魅力的な画家の履歴や作品を、簡潔に教えてくれる本が少ないことに気づかされたそうです。膨大な蓄積をもつ研究史を手軽に知ることも容易ではありません。それでは自分たちで作ってしまおう!というわけで、ついに生まれたのが本書なのです。
パラパラとページを繰って、気に入った絵に出合ったら、簡にして要を得た解説を読み、その画家の履歴に目を通すだけで、とても楽しいひと時がおくれる本に仕上がっています。しかしそれだけじゃ~チョットもったいない。貴重な挿図とともに用意された51本ものコラムを読めば、理解はさらに深まるでしょう。
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