2019年11月30日土曜日

中国美術学院「歴史と絵画」6

 
 高山接碧海  高き山すそ野は続く青海へ
 居処坐書城  居る部屋は牛汗充棟そこに座す
 翰墨生花筆  翰[ふで]と墨生み出すみごとなカリグラフィー
 教席鶴髪童  教壇に立つは鶴髪童顔の……
 授知得快著  授ける知さらにすぐれた本を書く
 栄辱釈迷津  栄[]えも毀[]も乗り越え迷界解き明かす
 休退身猶健  休退というけど体はなお壮健
 賛君脚不停  賛[たた]えたい君の歩みの止まぬこと

0 件のコメント:

コメントを投稿

ブータン博士花見会4

  とくによく知られているのは「太白」里帰りの物語です。日本では絶滅していた幻のサクラ「太白」の穂木 ほぎ ――接木するための小枝を、イングラムは失敗を何度も重ねながら、ついにわが国へ送り届けてくれたのです。 しかし戦後、ふたたび「染井吉野植栽バブル」が起こりました。全国の自...