2019年10月8日火曜日

東京ステーションギャラリー「岸田劉生展」7


今年は明治維新百五十年の記念すべき年、慶応から明治に改元され、一世一元の制が定められてからちょうど一世紀半を閲するわけである。新しく誕生した近代国家日本は、古代以来の中華文明に代わって西欧文明を社会の規範に措定し、西洋国際社会への参加を表明したのだった。つまり我が国の近代化とは、西欧化のことであった。しかし、ものの見方や考え方は一朝一夕に変わるはずがない。当時の知識人はこれを否定的にとらえる傾向が強かったが、むしろ近代日本の素晴らしさは、この点にこそあるように思われる。近代美術のおもしろさも、軌を一にするといって過言ではないであろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

北斎をネタにした斬新な見方の浮世絵版画展が今すみだ北斎美術館で開催中❣❣❣14

  ちょうど子供くらい でしょうか、そんな年齢差の 韓湘に対するや 韓愈の や さしい思いやりを読み取りたいのです。 それは 肉親の 情愛 といってよいでしょう。清水茂校注『韓愈』<『中国詩人選集』11>(岩波書店 1958年)によると、この詩は 『太平記』に引かれ、また織田信長...