本来タケも東南アジアの原産で、それが中国にもたらされたものと考えられています。タケのことを英語で「バンブー」といいますが、これはタケを祭祀などで燃やす習慣のあった東南アジアで、その破裂音を聞いた欧米人が、これをその名称に用いたものであると、どこかで読んだ記憶があります。
実際、中国でもタケは江南から南部に多く、華北地方には少ない植物です。もちろん現在では、北京でも公園などに出かければ、簡単にタケを見ることができます。実際に見に行ったことがあるところに、紫竹院公園がありますが、これらは移植されたものにちがいありません。このようなタケを、わざわざカヤで彫りだしている点からも、「百済観音立像」は中国南朝様式に由来する仏像である!!というのが、私見なのですが(!?)
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