2019年6月11日火曜日

アメリカン・オールディーズ3


 そのころ僕は、FEN(今のAFN)でアメリカのヒット曲を聴くのが楽しみでした。「アメリカン・トップ40」が人気を集めるようになるずっと前の話で、SGOはまさにその再現といった感じです。

FENではソウル系、R&B系、ロック系、ドゥーワップ系がたくさん流れてきましたが、当然のことながら、それがSGOにはちゃんと反映されているんです。プレスリーなどを除けば、それらはアメリカでヒットしても、日本ではあまりヒットしませんでした。むしろ日本でヒットしたのは、ポップス系でした。

そのせいでしょうか、オールディーズといえば、我が国では定番となっているシェリー・フェブレーの「ジョニー・エンジェル」も、ポール&ポーラの「ヘイ ポーラ」も、ジョニー・ディアフィールドの「悲しき少年兵」も、SGOにはアップされていませんでした。少なくとも、僕が聴いた3日間の夜から明け方には……。もっとも「悲しき少年兵」などは、日本でのみヒットした曲だと聞いたことがありますが……。

0 件のコメント:

コメントを投稿

東京美術『日本視覚文化用語辞典』3

  前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...