2019年3月27日水曜日

静嘉堂文庫美術館「春のコンサート」3


昭和の終焉を予見するがごとくに、この詩を作った秋元康も、やはり卓越した詩人ですね。もちろんAKB48の「365日の紙飛行機」も悪くありませんが、秋元康の名はこの「川の流れのように」という一曲によって伝えられ、そして残るような気がします。「レグロ」の演奏が始まると、思わず知らず僕は秋元康の詞を口ずさんでいました。

知らず知らず歩いて来た 細く長いこの道 振り返れば遥か遠く 故郷が見える
でこぼこ道や 曲がりくねった道 地図さえない それもまた人生
ああ 川の流れのようにゆるやかに いくつも 時代は過ぎて
ああ 川の流れのようにとめどなく 空が黄昏に 染まるだけ  

先日、『朝日新聞』の声欄に、浅井洋子さんという愛知県に住む80歳の主婦の方が、「誰でも口ずさめる歌があれば」と題して投稿されていらっしゃいました。「川の流れのように」が登場するとてもいい文章だったので、一部を紹介することにしましょう。

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