2019年3月26日火曜日

静嘉堂文庫美術館「春のコンサート」2


この前の日曜日に、僕は「饒舌館長<光琳と抱一の春>口演す」という館長講座を、いや、おしゃべりトークをやりました。その配布資料に、「春が来た」の歌詞をぜひアップしたかったのですが、必ずA3一枚裏表に収めるということにしているので、あきらめざるを得ませんでした。

しかし、今日「春のメドレー」を聴きながら、僕の駄文なんか少しカットして、やはり載せておくべきだったと後悔したことでした。後悔先に立たずですが、ここに引いておくことにしましょう。

はるがきた はるがきた どこにきた 山にきた さとにきた 野にもきた
はながさく はながさく どこにさく 山にさく さとにさく 野にもさく
とりがなく とりがなく どこでなく 山でなく さとでなく 野でもなく

アンコールは美空ひばりの「川の流れのように」――これまた実によかった!! 発表されたのは昭和63年(1988)、いまから振り返ると、昭和という時代を懐かしむ挽歌のように聞こえます。

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