2018年6月11日月曜日

静嘉堂「酒器の美に酔う」<お酒の絵>8

F貫名海屋「墨竹図」(静嘉堂文庫美術館蔵)

「おしゃべりトーク」配布資料では、『國華清話会会報』に書いた「わが愛する三点 ジャンク?で一杯」を引用しましたが、これはすでに「饒舌館長」にもフェイスブックにもアップしたところですので、代りに出陳中の貫名海屋筆「墨竹図」を紹介することにしましょう。海屋は幕末のすぐれた文人画家にして書家、静嘉堂文庫美術館が所蔵する「墨竹図」も、それをよく実証しています。画面右上には、次のような七言絶句の自賛があります。

磊塊[らいかい][そそ]ぎ来たる三{王+戔}[さんせん]の酒

牢騒[ろうそう]写し出だす一泓[いちおう]の雲

自ら嗤[わら]う塵海の霜顚禿[そうてんとく]

刻苦 斯[ここ]に鈎するに籀文[ちゅうぶん]を将[もっ]てす

0 件のコメント:

コメントを投稿

今や北斎・広重とともに「風景版画の3H」とたたえられる川瀬巴水を中心とする新版画展が三菱一号館美術館で開催中です!! 17

   三菱一号館美術館「トワイライト、新版画――小林清親から川瀬巴水まで」を内覧会で見せてもらったあとで、 いま饒舌したような 巴水風景版画 サウダーデ 観 が 心に 浮かんでき た ん です。もちろん会場で作品を前にしたときは、ただいいなぁと ながめるだけでしたが……。    ...