2018年5月10日木曜日

根津美術館「光琳と乾山」5


  熱く風呂沸きゃ流されて 死ぬのにシラミまだ血を吸う

  宮殿落成――スズメたち 新築祝いで盛り上がる

  カゲロウ羽をふるわせて 天気よき日を満喫し

  ジガバチのろいを洞穴[ほらあな]で 青虫にかけ我が子とす

  フンコロガシは糞が好き 蘇合(上質の香料)なんかにゃ目もくれず

  蛾はともし火が大好きで 飛び込み死んでも悔いやせぬ

  たらふくスモモを井戸端で…… 肥満に苦しむキクイムシ

  樹上で露をなめるだけ セミはいつでも空きっ腹

  オケラ隙間に潜んでて 人の言葉を書き写し

  口中 砂を含みつつ 人影待ってる射工虫


0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

不倫文化論1

 先に「謹賀新年」と題して、王安石の七言絶句「元旦」から今年の「饒舌館長」を始めたところ、この北宋を代表する士大夫詩人には誠に失礼なことながら、永井荷風『断腸亭日乗』の「一盗二婢三妓四妾五妻」まで行っちゃいました。さらに続けて書きたいと思いましたが、いくら何でも「謹賀新年」じ...