2017年12月23日土曜日

静嘉堂文庫美術館「あこがれの明清絵画」<書芸>8


 春の終りの三月に 多くの文人呼び集め

 心ゆったり詩のうたげ 王羲之により開かれる

 遥かに高く仰ぎ見る 無限に広がる空の果て

 高き箇所より見下ろせば 流れの岸辺 苔の岩

 天気は晴れて気持ちよく 果てなく見える遠くまで

凝視続けりゃ真なる理 みずから語る姿見ゆ

偉大なるかな!! この自然 あらゆるものが創造だ

すべてそれぞれバラバラに 見えても結局みな同じ

多くの笛の音一つずつ たとえ違いがあるとても

どれかに感動したならば それは大きな発見だ!!(其の二) 

0 件のコメント:

コメントを投稿

サントリー美術館「NEGORO」2

    そのカタログから「ごあいさつ」を掲げて、 根来塗のあらあらと 展覧会の趣旨を知ることにしましょう。   「根 来 」は一般的に、下地を施した木地に黒漆塗りし、朱漆を上塗りした朱漆塗漆器( 朱漆器ともいう) を指します。 おおらかで明快な姿かたちに加えて、長年の使用により表...