これまた岡川さんから求められるままに、このところ「聚美季題」というタイトルのもとに美術エッセーを連載させてもらっています。今回は、3月から5月にかけ、東京芸術大学大学美術館で開かれた特別展「雪村 奇想の誕生」に引っ掛けて、雪村私論と相成りました。この展覧会は、我が静嘉堂文庫美術館が所蔵する名品「白鷺図」が錦上花を添え、成功裏に幕を閉じたことでした。
今は亡き赤澤英二先生は雪村研究のリードオフマンで、その業績は『雪村研究』にまとめられています。その中にはあえて書かれなかったのだろうと思うのですが、先生から直接お聞きした実に興味深い「雪村四印叭々鳥説」があるので、その紹介を中心に書き進めました。ご興味のある方は、来月上旬発刊予定の『聚美』24号を是非お買い求めください!!
この号の特集は「イセコレクション 世界を魅了した中国陶磁」です。僕も日頃お世話になっている伊勢彦信さんは、世界的に著名な中国陶磁コレクター、知らなかったらモグリですよ!! そのコレクションから選ばれた逸品が、すべて公開される特集とのこと、僕もワクワクしながら待っているところなのです。
ところで、その「雪村四印叭々鳥説」は赤澤先生からどこで聞いたのかって? もちろん飲み会の席ですよ!?
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