2017年5月24日水曜日

シングルモルト・スコッチウィスキー「カリラ 23年」


 ある外国人美術コレクターから頂戴した絶品です。「カリラ」のローマ字表記は”COAL ILA”――ラベルにそう書いてあります。COALはゲール語で海峡、ILAはアイラ島だそうです。アイラ島はスペイサイドと並ぶスコッチの本場です――ウィスキーファンから、「そんな分かり切ったことを、麗々しく書いたりするな!!」と怒られそうですが……。

日本ではラフロイグ、ボウモアが有名ですが、土屋守さんの『シングルモルトウィスキー大全』によると、このちっちゃな島に、9つも醸造所があるようです。これまたウィスキーファンなら常識に属することですが、アイラ島のスコッチはみなピーティです。

「カリラ 12年」はやったことがありますが、「23年」なんて初めてです。考えてみると、ほかのブランドのブレンディッドでも1回やったことがあるだけです。そもそも先の『大全』にも、18年があるとは書いてありますが、23年のことなど一言も触れられていません。

胸をときめかせてビロード張りの箱から取り出し、封を切り、ストレートで一口含んでみました。スモーキーフレーバーが口全体に広がるとともに、火矢が喉を突っ走ります。ものすごく強い!! ラベルを見ると54.6%と書いてあります。強いはずです。

オンザロックにし、グラスを回しながら氷を多めに溶かしつつやることにしました。土屋さんの「アイラモルトとしては比較的軽くドライだが、個性は強烈。スモーキーでピーティ。ピリッとした辛さが舌に残る」「加水をするとフレッシュでスィート」という評はまさに正鵠を射るものだと感じつつ、心行くまで堪能したことでした!?

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

関谷徳衛編『良寛遺墨集』1

関谷徳衛編『良寛遺墨集――その人と書』全 3 巻(淡交社  2017 年)  良寛さんの真贋はむずかしい。そのむずかしい真贋にかけて、誰もが一目置く万葉洞主人・関谷徳衛さんが、半世紀にわたって蒐集した良寛作品をクロノロジカルに編集し、良寛研究家・小島正芳さんの総...