最後に、先にあげた拙稿「宗達の鴨と賀茂」から、起承転結の「起」にあたる書き出しの数節を引用して、ギッターさんを偲びつつ感謝の辞に代えたいと思います。
Gnocchi with Crab and Truffles
Roast Beef Tenderloin with Soft Polenta,
Wilted Greens, and Sour Cherries
Shrimp and Porcini Risotto
"Salade August" with Candied Pumpkin
Seeds and Valdeon Blue Cheese
本当に楽しく素晴らしい晩餐会だった。 それは 2002年9月27日、 レストラン・オーガストで行なわれた。 この晩餐会はカート&アリス ギッター夫妻が、 国際シンポジウム 「エンデュアリング・ヴィジョン」の発表者とパネリストのために、 歓迎の意を込めて開いてくれたものだった。もちろんこの シンポジウムは、ご夫妻が収集した17世紀から 20世紀の日本絵画を、ニューオーリンズ美術館で展観する同じタイトルの特別展に合わせて企画されたものである。 初めに掲げたのは、そのディナー・メニューである。
その日、私は「宗達と能」と題する発表をすでに終えていたから、気分きわめて爽快、 晩餐会の前に開かれたカクテルパーティでもうかなりきこしめしていた。 しばらくぶりで会うアメリカの研究者や友人と、夜遅くまでおしゃべりを楽しんだ。 それは二日前、 私を激しく迎えてくれたハリケーン・イズドァーとともに、この国際シンポジウムを忘れ難いものにしてくれたのである。
ここに書いたように、晩餐会の前に開かれたカクテルパーティで、僕は酣酔あるいは酩酊状態になっていました。その後ギッターさんにお会いすると、よく「あのとき河野さんはバンベイ・サファイアのボトルを1本空けましたよ」とおっしゃるんです。しかしギッターさん、もしそれが本当だったら、僕が天上で貴兄をお迎えすることになっていましたよ!! ギッターさん、長きにわたり誠にありがとうございました。どうぞ安らかにお眠りください。 合掌

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