若草 萌える長堤は 碧みどりの霞がかかったよう
衣香 焚きしめ手に扇子 かざす優雅な美女の群れ
魚が銀鱗ひるがえし 春潮みなぎる暖かさ
誘う春風 一斉いっせいに 水面みなもを埋める木蘭船もくらんせん
ここでも「扇影衣香」は美しい女性のイメージをたたえる言葉のようですが、鎌倉と南宋・高麗の仏画はそのように美しいといった意味を込めてつけられた展覧会名のようですね。一見しただけでは分からない展覧会タイトルだと、人は入らないと言われるとおりで、僕が見に行ったのは日曜日だったにもかかわらず、きわめてゆっくり鑑賞することができました。いや、「鎌倉と南宋・高麗の仏教絵画」としても、あまり変りはなかったかな( ´艸`)
『東洋の理想』を著わした岡倉天心じゃ~ありませんが、アジアは一つだ!!ということを実感できる特別展に仕上がっています。山椒は小粒でもピリリと辛い――おススメの展覧会ですよ!!

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