2025年6月30日月曜日

6月の詩8

立派な男おのこの人生の 出会いはみんな時の運

一時は浮かびまた沈む いにしえからの繰り返し

出世と蹉跌さてつが生涯に あること嘆くも甲斐なからん

親しき友と再会の 約束できぬ恨めしさ

緑の川と青い山――越えて彼方の我が友よ!!

はるか遠くのその顔が 夢うつつにも浮かび出る

彼 枕辺に書を寄こし 「君よ!! まぁまぁ気を楽に!!

  いまだ二本の大小が チャンと腰にはあるから」と…… 

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サントリー美術館「絵金」17

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