薇(蕨)――初唐・王績「野望」
暮れ方 岡から野をながめ
「ぶらぶら遠くへ行きたいな」
木々はこれみな秋の色
山々 夕日にまっかっか
牧童 子牛と帰り来る
猟師も獲物と馬に乗り……
見回したけど友もいず
ワラビで餓死した兄弟を 静かな歌で弔った
「僕の一点」は吉澤雪庵の「寒山拾得図」ですね。大きな絹本の掛幅 画 です。 右側の拾得 は岩を硯にして墨を摺り、左側の寒山は筆を右手に持って岸壁に文字を書こうとしています。拾得の後には、チョット羅漢のように見える豊干禅師が座って寒山の方を見ています。これを見てすぐ思い出すの...
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