昨日掲げた開催趣旨は、この特別展カタログから「ごあいさつ」の一部を引用したものです。そこにあるように、本展は「新1000円札グレートウェーブ採用記念特別展」だといっても過言ではありません。
しかし独断と偏見をいえば、「グレートウェーブ」は当然10000円札の図柄にするべきだったと思います。10000円札の裏面は東京駅で、これも辰野金吾の名建築だとは思いますが、これからの日本が頼るべきインバウンド効果の点では、絶対グレートウェーブでしょう。
10000円札の裏面が東京駅になったのは、美術ヒエラルキーの頂点に建築を位置づける西欧的観念によるところかもしれませんが、去年グレートウェーブがニューヨーク・クリスティーズにおいて3億6千万円で落札されたそうですから、「日本資本主義の父」とたたえられる渋沢栄一と一番相性がよいということになります( ´艸`)
0 件のコメント:
コメントを投稿