全体をながめると、大きな花から3本の茎が伸びて花をつけているように見えますが、そうではなく、葛飾北斎の花鳥版画を代表する「芥子」のように、大きな花の向こう側に3本が伸びてきているのだと考えれば、モンゴルのキクとみてよいかもしれません。
しかし、八重と一重という点が決定的に違っています。ネット画像による限り、モンゴルに八重のキクはないようです。仕方がないので、「コパイロット」に写真を貼り付けて訊いてみました。答えは「セリ科の植物であろう」とのことでした。今はやりの生成AIにより、出光美術館所蔵「白地緑彩草花文長頸瓶」に描かれたモチーフが遂に判明せり( ´艸`) セリといえば、以前「朝日歌壇」に載った高井勝巳さんという方の忘れがたき一首がありました。
田に水の満ちゐし夕べ芹の香と蛙の声をあてに呑む酒
0 件のコメント:
コメントを投稿