今回無理をいって、アマゾンじゃ~ゲットできない石川忠久先生監修の『富士山漢詩百選』(静岡県文化・観光部発行)をゲットしました。去年アップした尾形光琳筆「夢中富士図」(サンリツ服部美術館蔵)と詩画一対となるような、服部南郭「夢に富岳に遊ぶ 二首 其の一」が載っていたのでうれしくなり、さっそく戯訳を試みてみました。大好きな中唐の詩人・李賀の「夢天」みたいな雰囲気もすばらしい!! 「浴池」を明見湖あすみこに当てたのがミソといえばミソかな(笑)
夢の中では万丈の 神山 踏破も簡単だ
理想の国を一望に 眺めることも容易なり
蓮がささえてくれるよう 沐浴すれば明見湖あすみこで……
雪をくだいて食べてみりゃ 清浄なる露そのものだ
提灯ちょうちんの火影 星宿を 貫き天の川までに……
暗雲 鵬とりの翼はねのごと 冷え冷えとした海 覆ってる
もともとすごい仙術を 自在に使える俺だから
歌舞 盛り上がる天帝の 宴会だって飛んでける
0 件のコメント:
コメントを投稿