2024年5月30日木曜日

サントリー美術館「名品ときたま迷品」1

サントリー美術館「名品ときたま迷品」<616日まで>

 我が名著、いや、迷著『琳派 響きあう美』を是非ご参照いただきたい――なんて、ジョークではときどき「迷」を使ってきました。

ヤジ「ジョークじゃないんじゃないの?」

ところがついに、真面目なサントリー美術館の企画展に「迷」が登場しました。それがいま開催中の「名品ときたま迷品」展です。先にアップした世田谷美術館「民藝 MINGEI」展の最後に、サントリー美術館研究紀要に載った久保佐知恵さんの論文「サントリー美術館所蔵の津軽こぎん刺しについて」を紹介しました。

そのとき使った、そして今日も使っているイメージは、世田美の「民藝 MINGEI」展とサン美の「名品ときたま迷品」展のポスターをただ並べて写した写真のように見えると思いますが、実は両展覧会の相互割引サービスを知らせるイメージだったんです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

東京美術『日本視覚文化用語辞典』3

  前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...