薩都刺「遊西湖 六首」6
名妓 蘇小そしょうが住む家か 囲む垂柳ものさびし
柳の綿を追っかけて 湖上をスイスイ燕つばめ飛ぶ
昔のにぎわいとうに去り 洒落た遊びも見なくなり
堤に生える柳さえ 今じゃカラスの寝床なり
立派な男 おのこ の人生の 出会いはみんな時の運 一時は浮かびまた沈む いにしえからの繰り返し 出世と蹉跌 さてつ が生涯に あること嘆くも甲斐なからん 親しき友と再会の 約束できぬ恨めしさ 緑の川と青い山――越えて彼方の我が友よ !! はるか遠くのその顔が ...
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