薩都刺「遊西湖 六首」6
名妓 蘇小そしょうが住む家か 囲む垂柳ものさびし
柳の綿を追っかけて 湖上をスイスイ燕つばめ飛ぶ
昔のにぎわいとうに去り 洒落た遊びも見なくなり
堤に生える柳さえ 今じゃカラスの寝床なり
一緒に「築地明石町」をながめていると、 井手 さんは ご自身の感じている疑問――定説では解きがたい疑問を話して くれました。 このモデルは泉鏡花の紹介で 清方に 弟子入りした、江木ませ子という上流婦人 で す 。 ところが、幸田露伴の未完小説『天うつ浪』に登場する「お彤 と...
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