僕は編著者がとくに強調したかったという傍線部分を拾い読みするのではなく、興味をもったトピックを選んで読むことにしました。まず木々康子さんが執筆した「第Ⅰ部 史資料を通してみる林忠正の生涯」の「第4章 友人たち」から、「黒田清輝」を読んでみました。
黒田の遺言に基づき、遺産の一部で設立された美術研究所(東京国立文化財研究所)の元職員であり、黒田に関するエッセーを書いたり口頭発表をやったり、拙文をブログにアップしたことがある饒舌館長としては当然のことでしょう。木々さんは次のように述べています。
前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...
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