2022年6月18日土曜日

太田記念美術館「北斎とライバルたち」2

 

 かつて『國華』創刊120周年を記念し、「対決 巨匠たちの日本美術」というライバル・アーティスト展を開催し、326784人の美術ファンに堪能してもらったことがあります。「運慶VS快慶」から「鉄斎VS大観」まで1224人の巨匠に登場してもらいましたが、浮世絵からは「歌麿VS写楽」という対決に白羽の矢を立てました。

天下の『國華』がやる展覧会としては、いかがなものかなんて、冷ややかにいう人もいましたが、「展覧会は質量主義でいくべきだ」という主張に立てば、大成功を収めた展覧会、理想的な特別展でした。

 ヤジ「『展覧会は質量主義でいくべきだ』なんて、オマエが勝手に言ってるだけじゃないか!!

0 件のコメント:

コメントを投稿

東京美術『日本視覚文化用語辞典』3

  前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...