2022年4月14日木曜日

佐藤康宏『若冲の世紀』7

 

気違い蕭白 描かれた 仙人みたいだそっくりだ

 身なり構わず盃さかずきを 掲げて青空にらんでる

 世間の絵師は雇われた 奴隷のようなものだけど

 蕭白 王の前だって 緊張なんかするもんか

 意欲 高まり胸中の 濃墨 淡墨ぶちまけりゃ

 雲煙 棚引く赤壁や 洞庭湖まで出現す

 立派な仏閣 高殿に 風流 愛でて遊ぶ客

 明月昇り波間には 魚 釣る舟 浮かんでる

 鑑賞者らの卑俗なる 心を清くしてくれる

 自分が川辺や湖に 遊ぶ気分になってくる

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