2022年2月24日木曜日

石内都と山口百恵6


  朝日新聞本社の2階通路ロビーで、<「いま」を伝える週刊朝日表紙の100年>という展示が行なわれています。100年前の1922225日に出た『週刊朝日』創刊号の表紙を皮切りに、歴史に残るものを選び、拡大写真で展示しているんです。今年は昭和97年ですから( ´艸`)、昭和がまるまる含まれていることになります。昭和人間にとってはこの上なく懐かしく、サウダーデの旅みたいな展示です。

女性のなかで、一番大きく拡大されている表紙は、やはり山口百恵のポートレートなんです。篠山紀信が撮った傑作で、吉永小百合や夏目雅子、松田聖子、大原麗子、中森明菜、宮崎美子を脇に従えて、玉座を占めるがごとくに君臨しています。

0 件のコメント:

コメントを投稿

すみだ北斎美術館「北斎をめぐる美人画の系譜」9

 道広の弟に泰卿(泰郷)、狂歌名を文京という通人がいて、酒井抱一と親しく、松江藩主・松平不昧<ふまい>の弟・雪川<せっせん>と合わせて三公子と呼ばれていました。これはよく知られた事実で、かつて「酒井抱一の伝記」という拙文を書いたときも、触れたように思います。ところが、この泰卿が笹...