お手紙を読みながら、武田さんに対する尊敬の念が改めて高まるとともに、目頭が熱くなるのを禁じえませんでした。
蘭さんはこの授賞式に武田さんの代わりに、いや、武田さんの魂魄とともに臨まれました。それを事前に聞いていた僕は、どうしても鹿島美術財団美術講演会のあと駆けつけて、蘭さんに心からお悔やみの言葉と、生前受けた学恩への真率なる感謝を直接捧げたかったのです。しかし遺影をいだく蘭さんを前にすると、言葉が詰まってしまい、気持ちの半分もうまく伝えることができませんでした。
前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...
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