昨夜は庭の桐の葉が 散りゆくかすかな音がして
垣根の豆の花の下 鳴いていましたキリギリス
林野に満ちる涼秋の 気配に初めて気がつけば
木々の葉音は寂しくも 空うるおいて清々し
さいわいなるかな!! 枕辺の ともし火だけはまだ消えず
読書をすればこんな時 その効能は倍加する
しかし読書の目的は 役立つことより楽しみだ
名月見んとて起きあがりゃ 冬空みたいに高く冴え……
サントリー美術館「NEGORO 根来 赤と黒のうるし」< 2026 年 1 月 12 日まで> 私たちは根来塗の単純明快なるフォルムを愛しいとおしんできました。朱漆と黒漆のハーモニーに魅了されてきました。風化と手擦れが視覚化する時間の流れに深い感銘を覚えてきました。このような...
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