2021年9月4日土曜日

火酒9

 

確かに「飲用不可」と大きく書かれていますが、もとは泡盛、しかもハナサキですよ。それを再蒸留して濃度を高めたものにちがいありません。高めたといっても、「どなん 花酒」は60度ですから、チョット高いだけだともいえます。

しかも封を切ると、これまた得も言われぬ泡盛の芳香がかすかに鼻腔をくすぐります。さっそく濃い目の水割りにしていただけば、「どなん 花酒」に勝るとも劣らぬ銘酒振りです。沖縄県産黒麹を使っているそうですから、旨くないはずがありません。

崎元酒造所さん、手指の消毒にも、体内の毒消しにも効く「消毒毒消酒」と銘打って売り出せば、とくに居酒屋さんによく売れるんじゃ~ないでしょうか。先日の朝日歌壇に、「酒出せぬ緊急事態の居酒屋でやけに目につくアルコール液」という名吟がありましたが、「これは消毒用です」とコップに注いで提供すれば……。

ヤジ「そういう抜け道を考えるヤカラがいるから、いつまで経ってもコロナが終息しないんだ!!

0 件のコメント:

コメントを投稿

出光美術館「復刻 開館記念展」5

  この一対の作のような典型的な太白尊は、他に類例をみない。はなはだ珍しい存在である。牡丹唐草の文様はかなり深く彫られており、しかもさらえた間地に櫛目を繁く印しているので、文様の浮上りがすこぶる明瞭である。一対で作られているということは、おそらく祭器として用いられたことを示唆する...